事実と解釈|Leo葵クリニック|名古屋市新栄の神経内科・内科

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事実と解釈

こんにちは・・・・院長のコウです・・・

先日財布を無くしてしまい、今も見つかっていません。
おかげで毎日いい天気なのに、どんよりした気分が続いています・・・

それはさておき

財布を無くしたことを知人やSNSなどで話すといろんな反応があって、とても興味深いです。
日々の行いのせいだとか、厄落としができたからよかったとか、逆にお祓いに行った方がよいとか、妖怪だとか、宇宙人だとか笑
事実はただ一つ、僕が財布を無くしたことだけなのに、十人十色の解釈が存在します。

なんでこんな話をしているかというと、病気や症状に対する考えと似ているからです。

医者は診察で得た患者さんの身体所見を大切にします。
例えば熱はないか、どこどこが腫れてないか、神経学的な所見がないかなどなど。
そして検査をして確認をします。肺炎はないか、体内の出血はないか、採血の異常はないかなどなど。
つまりこれら客観的な事実をもとに診断と治療を行っていきます。

ですが解釈は人の数だけ存在します。どれだけ客観的な事実を伝えても、患者さんによってはそれを受け入れがたいと感じる人もいます。
異状がなくて安心する人もいれば、納得しない人もいます。
病気とわかって落胆する人もいれば、前向きに立ち向かう人もいます。

でも結局のところ、人間は感情の生き物です。
事実よりも感情、自分の解釈が優先されてしまいます。
それが良い方向に導いてくれるならいいですが、感情というのはいとも簡単に環境や出来事に左右されてしまいます。

ですので、時には立ち止まって、自分の感情を確認する時間も大事ですね。

さぁ、果たして僕の財布はみつかるのかな・・・

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