ありのままの自分で?|Leo葵クリニック|名古屋市新栄の神経内科・内科

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地下鉄「新栄町」駅から
徒歩30

ありのままの自分で?

こんにちは!院長のコウです。

気づけば6月も最終日。早かったような、遅かったような。
これで2026年も半分が終わりましたね。やっぱり早い気がする。。。

早速今日も頭の体操をしていこうと思います。

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昨今の風潮の一つに

「ありのままの自分でよい」

という考えがあります。

ディズニーの大ヒット映画、アナと雪の女王の主題歌にも使われたフレーズなので、皆さんも必ず聞いたことがあるかと思います。
(ちなみにこの主題歌は個人的には誤訳と思っています。それはいつかまた別のお話で・・・)

でも、本当にありのままでよいのでしょうか?
この言葉をそっくりそのまま受け止めるのは、いささか危険な香りがします。

なぜならこの世に不変で恒久的なものなどは存在せず、人間や社会は常に変化しているからです。

人の人生を追っていきましょう:

人はありのまま以外の選択肢がない状態で生まれます。糞尿も垂れ流し、乳児は誰かの保護がなければ生き抜くことすらできません。
幼少期になると少しずつ「自分以外の世界」、つまり社会というものを知り、順応します。
思春期に身体的変化が生じ、性差が大きくなり、アイデンティティの確立を始めます。
成人期で肉体はピークに至りますが、社会的評価とのギャップに直面しつつ、友人・恋人・家族などといった関係性を構築します。
壮年期は身体の衰えと戦いながら次世代や社会の貢献を行いつつ、
老年期で徐々に最終着地に向けて需要をしていきます。

これを見るとわかるように、ありのままが許されるのは幼少期までです。

社会的動物である人間は、一人では生きていけません。
本人が認識してる(もしくはできる)かどうかは別として、必ず誰か(面識の有無にかかわらず)に支えられています。

ありのままの自分を貫くというのは、多くの場合では社会に自分を受け入れる義務を課すことにつながり、孤立を招く可能性が高いです。

身体面も変化は要求されます。
数年前に某生活用品や某運動用品の大手が、こぞって肥満体形の方でも美しいという広告を出しました。

僕はこれにかなり違和感を感じました。

美しいかどうかは主観的な問題なので、それについては言及しませんが、
医学的な観点でいうと肥満は明確に病気のリスクを高める因子の一つです。

タバコやアルコールなどが危険であると同様、肥満も危険な健康被害なんです。

医学的な観点からすると、ありのままのアル中が美しくなく、ありのままのヤニカスも美しくないように、肥満も美しくはないのです。

僕自身アルコールはたしなむので(少々反省するくらい多い)、これらの商品や生き方は否定しません。リスクを承知の上、各々が決定すればよいと思います。
ですが、それを美しいと表現したり、ありのままを助長する宣伝には違和感を覚えざるを得なかったです。


ありのままの自分で良い
心が消耗して、どうにもならなくなったとき、その言葉は自分を守ってくれる優しい言葉であると思います。
だから100%使い道のない、間違ったアドバイスではないと思います。

ですがそれは普遍的な真理ではないです。

どんな人間でも、老若男女、今すぐ変えようと思えば変えれるはずの改善点はあります。
それは他人に優しくするとか、姿勢をよくするとか、トイレのあとのふたを閉じるとか、大小様々なんでもいいです。
ありのままじゃよくないと思ってることは絶対あります。

なので、ありのままの自分を認識して受け入れることは大切ですが、社会で生きる一人の人間として進化する努力をやめる理由にしてはいけないかなと思います。

今年も残すところあと半年。
来月から当院も4年目に入ります。
ありのままじゃだめだと思うことばかりです。

2027年の自分が感謝してくれるような生き方を選ぶのは、今の自分です。
お互い頑張っていきましょう!

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