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頭痛 の原因物質を抑える「抗CGRP関連製剤」



「つらい頭痛で仕事にならない…」、「この頭痛がなくなれば、外出もしやすくなるのに」、「頭痛を減らす方法ってないのかな?」、片頭痛との付き合いが長い人はこのように思ったこともあるでしょう。


今回は片頭痛の新しい治療、「抗CGRP関連製剤」についてご紹介します!


目次

  • 1)片頭痛の原因は?
  • 2)片頭痛の治療は?
    • -急性期治療
    • -予防治療
  • 3)抗CGRP関連製剤って?

1)片頭痛の原因は?


片頭痛の年間有病率は日本人の8.4%と言われています。実際は20~40歳台の女性に多く、30歳台女性では約20%、40歳台の女性では約18%(1)が片頭痛持ちです。


いくつかの原因が考えられていますが、片頭痛の病態は大脳皮質の過剰興奮によると考える神経説や,三叉神経と頭蓋内血管との関係に注目した三叉神経血管説(2)が注目されています。


難しく聞こえてしまうかもしれません。簡単に言うと、複数の神経や血管とそれに関連する物質が片頭痛に関係している、という認識で十分でしょう。


2)片頭痛の治療は?


片頭痛の治療は頭痛がまさに起こっているとき、つまり頭痛発作の急性期の治療と、頭痛発作を起こりにくくする予防治療があります。

順番に見ていきましょう!


-急性期治療

一般的に使用される市販の頭痛薬に含まれるもの(アセトアミノフェンやロキソプロフェンなど)が代表例でしょう。また、医療機関で処方されるトリプタン系やジタン系と言われる、それぞれ働きの異なる薬剤があります。


いずれも飲み方や副作用などの注意点があるため、専門医に相談するようにしましょう。


-予防治療

片頭痛発作は日常生活に支障を及ぼすだけでなく、経済的にも損失が大きいため、最近は予防療法が注目を浴びています。


片頭痛発作が月に2回以上あり、日常生活・社会生活にまで影響を及ぼしている患者には予防薬を併用し、発作回数や頭痛の程度を軽減することが推奨され(3)ています。

予防薬は、一部の抗てんかん薬や降圧薬、抗うつ薬などがあります。また、2020年代に入ってからはカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)関連製剤などの新薬もあり、新しい治療方法の研究が進んでいます。


いずれも医療機関で処方される薬剤です。副作用や持病との兼ね合いで使用できない方もいるため、神経や頭痛の専門の医師に相談が必要です。


3)抗CGRP関連製剤って?


ここで、新しい片頭痛予防薬の抗CGRP関連製剤についてもっと詳しく解説します!


CGRPとは、カルシトニン遺伝子関連ペプチドというたんぱく質で、頭痛を誘発する刺激があると三叉神経から放出され、頭痛の原因となる炎症や痛覚シグナル、血管拡張に影響を与えます。


抗CGRP関連製剤は、このたんぱく質やその受容体に作用する薬です。


イメージしやすいように言い換えると、片頭痛発作の急性期の治療はこのたんぱく質の放出を抑えようとするもので、抗CGRP関連製剤は放出された頭痛の原因物質一つ一つにくっついたり、原因物質のゴール地点をブロックしたりするものです。


2024年現在、国内で使用できるのは「エムガルディ®(ガルガネズマブ)」、「アジョビ®(フレマネズマブ)」、「アイモビーグ®(エレヌマブ)」です。


<抗CGRP関連製剤の特徴>

 

エムガルディ®

(ガルガネズマブ)

アジョビ®

(フレマネズマブ)

アイモビーグ®

(エレヌマブ)

種類

抗CGRP抗体

抗CGRP抗体

抗CGRP受容体抗体

投与方法

皮下注射

皮下注射

皮下注射

投与間隔

4週ごとに1本

(初回のみ2本)

4週ごとに1本、もしくは12週ごとに3本

4週間に1本

薬価

(3割負担の場合)

42675円

(12802円)

39090円

(11727円)

38980円

(11694円)

頭痛改善度

1か月あたりの片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合が49.8%

1か月あたりの片頭痛日数が50%以上減少した患者の割合が41.3%

1か月あたりの頭痛日数はもともとの日数から2.9日の減少がみられた。

その他

薬剤乱用頭痛と合併している場合でも有効

投与後1週間の段階で治療効果が発現する

便秘になることがある

※薬価は2024年6月現在。これまでの薬価改定で2000円前後の変動があった。 ※頭痛の診療ガイドラインを参考に作成


これまでの片頭痛予防薬よりも高価ですが、使用した多くの人が3か月の時点で明らかに頭痛の回数が減ります。また、6か月程度は継続してみて、その時点での頭痛の悩みの度合いに応じて薬剤を中止します。中止後頭痛が再燃する方もいますが、そのまま良い状態を維持できる方も多く、治療開始前の頭痛の程度にも左右されるようです。


実際の外来でCGRP製剤を使用した人は、片頭痛や片頭痛に伴う薬剤乱用性頭痛の期間が短い人ほど、頭痛の頻度も回数も改善する印象です。


頭痛に苦しめられしかめ面をしていた人が、次の外来その次の外来と回数を経る度に笑顔に変わっていく。抗CGRP関連製剤は、抗CGRP抗体は生活の質を変える期待度の高い薬剤です。


片頭痛に悩んでいる方は是非チャレンジしてみることをおススメします。頭痛や脳の専門家である神経内科専門医、当院にご相談ください。


<参考文献>

(1)日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 監修.頭痛の診療ガイドライン2021

(2)荒木 信夫. 頭痛の病態生理と治療.日本内科学会雑誌 2014;104(3):502-507

(3)菊井祥二、竹島多賀夫.頭痛と予防医療.神経治療 2023; 40(2) :92-98


Leo葵クリニック
医師 コウ イチオ
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