日本一分かりやすい、塩分の摂り方|Leo葵クリニック|名古屋市新栄の神経内科・内科

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日本一分かりやすい、塩分の摂り方

こんにちは!院長のコウです!

ようやく梅雨も明けて、今年も暑い暑い夏がやってきました。
コロナも増えてきただけでなく、暑さで体調を崩される方も増えています。しっかりと体調管理しましょう。

今日は塩分の摂り方について話します。
夏は塩分を多めにとるべきなのか?血圧が高い人はどうしたらいいのかなどの質問に答えていけたらなと思います。

結論から言うと、明確な答えはないです。
世の中白か黒で答えられることばかりではないんですね。

一般論から話します。

厚生労働省が推奨している1日の塩分摂取量は男性7.5 g・女性6.5 g以下です。
それに対して日本人の1日の平均塩分摂取量は男性10.9 g・女性9.3 gというデータがあります。

個人的には1日の推奨塩分摂取量を達成するのは難しいと思いますが、それでも日本人は総じて塩分摂取量が多いことがわかります。
よって、夏だからと言って多めに塩分を摂る必要性は低いと言えるでしょう。

ですが、運動や炎天下での活動は話が変わります。
ご存じの通り汗には塩分が含まれており、発汗とともに体内の塩(塩化ナトリウム)は失われていきます。
汗の塩分濃度は0.3~4%ですので、1L の汗をかいたら塩分を3~4 g失うことになります。
ちなみに個人差はありますが1Lの汗はサッカー1時間、ゴルフ5時間(1ラウンド)、剣道30分ぐらいが目安です。
暑い場所や暑い服装で仕事している場合は発汗量はさらに増えます。

大量に発汗した際に水分だけを摂取した場合、体内の塩分濃度は低下します。この状況を低ナトリウム血症といい、場合によっては命にかかわることもあります。
夏の運動後に水分だけを摂った際、気持ち悪く感じる(嘔気・嘔吐)、頭が痛く感じる(頭痛)のも低ナトリウム血症の症状の一つと考えられます。
ですので仕事やスポーツで大量に発汗した場合は、塩分を水分と一緒に補充する必要があります。
どれぐらい補充するかは、どれぐらい発汗したかによって変わりますので一概には言えませんが、いろんな商品の塩分含有量を確認して摂取してみてください。

山!川!海!祭り!夏は楽しいことがいっぱいです!
暑さと上手に付き合って、熱い季節を満喫しましょう!

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