新年あけましておめでとうございます!
院長のコウです。
皆さんご存じの通り、2024年は波乱の年明けとなりました。
日赤勤務時に災害医療の訓練もしていた身としては、今何もできない状況に強いもどかしさを感じています。
思い返せば2016年の熊本地震の時も現地への派遣命令が出たのに、たまたま休暇で国外にいて、行けなかったことがありました。
その時も同じようにもどかしさを感じたのを覚えています。
地震や空港事故を機に、不安が強まっている方々が増えています。クリニックやSNS上でも相談を受けています。
傾聴したうえで、僕は皆さんに問いかけます:
「あなたの不安はどこから来てますか?今起きてることに対する不安ですか?それともこれから起きる”かもしれない”ことに対する不安ですか?」
多くの方(というかほぼすべての方)が後者で不安がっています。
それもそのはず。人間の不安で一番強いものは「予期不安」です。
眼前の茂みから虎が出てきたら、やることは2つだけ、「闘争か逃走」。つまり「戦う」か「逃げる」か。そこで不安は生じないです。
でも眼前の茂みがゆらゆら揺れてるだけだと、もしかしたら虎”かもしれない”し、変態”かもしれない”し、お化け”かもしれない”しと、不安材料は無限と出てきます。
”かもしれない”に翻弄されないようにしてください。
それは現実ではないです。
自分の感情を理解して、制御してください。人間の脳はそれができます。あなたももちろんできます。
今不安やもどかしさを感じてる人(自分を含め)に伝えたいことは、僕らには僕らのできることがあります。それは災害医療じゃなくてもいい。
仕事に行く、家事をする、勉強する、ただただ目の前の当たり前の日常を送る。そうやって社会は回っています。回ることによって経済が滞らず、お金が生まれることによって選択肢が増えます。(救援もタダじゃないので)。
医療者にしかできないことは医療者に任せて、僕たちは目の前のことをしっかりと片付けていきましょう。
2024年はまだ始まったばかり。まだまだこれからです!
最後になりましたが、被災した地域や事故で亡くなった方々、その家族にご冥福をお祈りいたします。
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