こんにちは、院長のコウです!
ついに東海地方も梅雨入りしました!
外で遊ぶことが難しくなるので、個人的にはあまり好きな季節ではないですが、しょうがないですね😢
今日も医療トピックについて話していこうと思います。
最近SNSやニュースのコメント欄を見ていると、
「外国人が日本の医療制度にただ乗りしている」
「医療費が高騰している原因は外国人だ」
という排他的な意見を目にすることがあります。
こういった意見はもともとありましたが、特に最近多い気がします。
これは日本で保険医療を提供する外国人として、としても気になるテーマだったので、いろいろと調べてみました。
最初に結論を言います。
外国人が日本の医療費を圧迫しているという事実はないです。
現在公表されているデータの数字をみていきますと、
国民健康保険に加入している外国人は約97万人。日本全体の加入者の約4%を占めています。
そして使っている医療費は1.4%です。
超単純に言えば、400円日本に払っているけど、実際140円しか使っていないことになります。
日本全体としては得をしていることになります。
もし外国人が制度を過剰利用しているのであれば、この数字はもっと高くなるはずですが、少なくとも全体像としてはそうした傾向は見られていません。
理由を考えてみれば、とてもシンプルな解答があります。
日本に在留している多くの外国人は、働き盛りの若年層です。
ですが日本人側には高齢者が多く含まれています。
医療費というのは圧倒的に年齢とともにふえるため、外国人側が日本の医療費を圧迫することは現状不可能です。
こういう配信をネットでしたうえでよく言われるのが:
①日本に医療ツーリズムできている外人がいる。そういった人が高額医療を受けている。
②納税している人はいいけど、納税していないのに医療を受けれる外人がおかしい。
という2点があげられます。
いずれの主張も正しくありません。なぜか考えてみましょう。
まず①ですが、医療ツーリズムというのはお金を払って日本の高度医療を受けに来る方々のことです。
そういった方々は、一般的に超富裕層であり、日本人が受けてる高額医療を無保険で、多くの場合2~3倍払って受けます。
世界的に診ても日本の医療は優秀とみられており、多額の金銭を払ってでも受けたい人は少なくありません。
よって、医療ツーリズムは日本にとってプラスでしかないです。
言葉だけを聞くと、日本に旅行できて、「保険診療」を受けに来ているよう想像してしまいますが、そんなことはありません。
SNSなどでは3ヵ月以上滞在した外人は、どんな高額治療も受けれると説明している人もいますが、それも間違いです。
実際には中長期在留資格と住民登録、公的医療保険に加入する必要があります。
そもそも日本人ですら保険に入っていない場合自費になるのに、どこの馬の骨か分からない外人が高額医療を受けるのは基本的にはあり得ません。
②ですが。これは感情論です。
日本国内でも障害者や生活保護、中国在留孤児など、医療費が0割負担の人は多くいます。状況によって納税額は異なりますが、日本に住んでいる限り消費税は少なくとも払っています。
ですので納税0円の人は存在しません。
また、保険料を払っていなくても医療を受けれる制度がある限り、それを否定することは、いつか自分が働けない体になった場合もその恩恵を受け取らないということになります。
以上のことを踏まえると、やっぱり外国人が日本の医療にとってマイナスになるということはないんですね。
当然、個別のケースで、多少優遇されたケースもあるかもしれませんが、それが「日本の医療財政を圧迫している」と結論付けるのはかなり飛躍した話というか、暴論です。
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僕の配信やブログで常に伝えていることは
物事の本質、すなわち数字を見ることです。
テレビで言っていた。SNSで言っていた、友達で言っていた、知り合いの医者が言っていた。
これらは鵜呑みにしてはいけない。
数字を見た上で何を改善すべきかを考えること。
感情ではなく、事実をとらえること。
感情を否定はしません。だけど感情に我々の考え方をや人生の舵を左右させない。
それが結果として我々を守ってくれると思います。
守られた思考は精神の安定をもたらし、安定した精神は、体にも良い影響を与えてくれるのではないかなと思います。
とまぁ、今回はそんなお話でした。
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