こんにちは!院長のコウです!
今週で4月も終わりですが、皆さんは新年度のスタートはどうでしたか?
僕は最近パンやお菓子つくりに挑戦しております。
昔から料理は得意なのですが、計って作るのが苦手なので敬遠していました。
ですがやってみると、意外と楽しくて、はまっています。
先日パンケーキを作る際に、重曹に少量のお酢を入れて炭酸ガスを発生させて、ふわふわに仕上げました。
その時ふとクエン酸重曹水について思い出したので、今日の話題にしたいと思います。
知らない方のために補足すると、
3~4年前から巷ではクエン酸と重曹を混ぜた水を飲むと、ガンをはじめとする数多の病気が治る、もしくは予防できるという情報が流行っていました。
ちょうど僕がSNSで医療情報を配信し始めたタイミングでしたので、よく「クエン酸重曹水の効果について教えてください」と質問を受けました。
その都度、「効果は全くないです」と答え続けていましたが、それはそれはブーイングの嵐でした笑
具体的に説明します。
重曹とクエン酸を足すと
3NaHCO3(重曹)+C6H8O7(クエン酸)→Na3C6H5O7(クエン酸ナトリウム)+3H2O(水)+3CO2(炭酸)
になります。これは酸塩基反応といってクエン酸ナトリウムと水と二酸化炭素(炭酸ガス)が発生するだけです。
クエン酸ナトリウムは食品添加物としても使われる無害な物質になります。
当然これを飲むことによってガンが治ることは絶対にありえません。
一部継続することによって体調がよくなったという人がいましたが、僕の見立てでは水分摂取量が増えたことによる効果ではないかと思います。
これを何度かにわたって説明しましたが、果たして僕の声はどこまで届いたのだろうか・・・
少しでも化学の知識があれば、こういったものに騙されることはなかったのに、人は簡単に心を許してしまいます。
そして人を騙すより、すでに騙されてる人を正す方が難しい。
最近はあまりクエン酸重曹水について聞かなくなりましたが、代わりに新しい健康法や健康食品が日々湧いて出てきます。
それらを信じるか信じないかは本人の選択肢でいいのですが、病院で行われている標準治療を放棄することだけはしないでと願っています。
以上、パンケーキ作りから派生した、お話でした。
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